ずっと調子悪かったPCとスマホの楽さにかまけて
PC開く事を忘れていたワ。
久しぶりに開くと、また沢山のムサシに会えた

ムサ~ムサ~
ムサシ1歳頃?

マズルが黒いね
で、5歳くらいの時にはパッツン!
だったレインコートが入ってる∑(゚Д゚)

子分の白クマ君。
大きな子犬だったけど…どんな風に成長してるかな~?
威張りん坊ながら、よくクマの面倒をみて(?)たなぁ。。ムサ。
最近、犬友さんトコのワンコが、ガンで
亡くなって…7歳。若いよね。
で…とてもとても気持ちが分かり過ぎるくらいに
分かるから、言葉がなかなか見つからなかったんだけど
ムサシの事もいつも気にしてくれてたのね。
私がムサシは船頭さんがお迎えに来て
元気に向こうへ旅立ったよ。って話も
覚えてくれていて…
(船頭さんの話しは、くるねこさんのパクりやけど!!笑)
フと、不謹慎かと思ったんだけど
三途の川では、旅立った子達が、こんな事してるよ
って、また妄想族バリバリでお話しをしたんよね。FBで。
そしたら、ワンコやニャンコを亡くした数人の方達まで
こんな事、あんな事してんじゃない?!
ってちょっと盛り上がった。
みんな(私を含め)そう考えると心ん中が
ちょっとだけ軽くなる気がしたんだよね
で、数年ぶりに昔やってた猫のSNSを覗いた。
ここには感性豊かな人が多くて、面白いなぁと思って
物語を書こう!ってコミュニティを立ち上げたんだよね…^^;
それを読み返していたら、やっぱり面白い!ふふっ
必然的に(?)物語には自分の犬や猫が登場するようになって…
友人知人犬猫み~んな登場する。
もう亡くなってしまった子達もイキイキとソコにいる。
なんか、嬉しくなったね。ワクワクした。
今から紹介する作品は…私が書いたモノ。\(//∇//)\
他の人の話は許可取らないと載せられないからサ。笑
みなさんご存知の"暴れん坊将軍"のパロディ
食いしん坊将軍!!(≧∇≦)の番外編として書きました。
このお話は架空の都市おニャドが舞台。
面白いのは、食いしん坊将軍の元々の作者さんがちゃんといるんだけど
私の様に番外編!とかで、色んな作者さんが
同じ作品を土台に書き始めた事。
だから、色んな視点から登場する子達が描かれる。
それが新鮮で面白かった~

今回のお話には、ムサシの師匠こてつさんが登場します。
こてっちゃんも、やはり癌でムサシより少し早く向こうへ旅立ってしまいました。
おニャドでは、師範として今も活躍している事と思います。
それでは…おニャドをお楽しみ下さい。

【食いしん坊将軍】番外編
「武蔵、学問する…」
しろ猫幕府 八代将軍 尾黒びたん 別名、食いしん坊将軍
このお話は、食いしん坊将軍「びたん」の波乱万丈の食欲の物語である。
・・・・の番外編である。
「武蔵~!武蔵~!!」
「どうしたの?おっかさん?」と華屋の女将の娘、美伊(ミー)は女将の桔梗に尋ねた。
「全く、武蔵ったらここんとこ毎晩、店が終わるとどこかに
すっ飛んで行くのよ・・・」
女将は心配顔で通りを伺う。
「ふぅ~ん。。。どこ行ってるのかしらねぇ?知り合いったって
そんなにいないだろうに・・・」
娘の美伊もちょっと心配げに日が落ち真っ暗になった通りを伺った。
「ちょっと美伊、テトババア本舗のモモさんに何か心当たりはないか
聞いてきておくれ」
「えwww?アタシがぁ?」美伊が不貞腐れると今まで穏やかな顔をしていた女将の桔梗の瞳孔がカッと開き
「シャww!!いいから行っといで!!」
と怒鳴った。
「分かったわよぉ・・・」と美伊はサビ色の毛を翻し夜の闇へと駆け出した。
「おや、美伊ちゃん、どうしたの?息せき切って・・・」
丁度片づけが終わり、店の暖簾を仕舞っていたテトババア本舗の看板娘ガンモが全速力で駆けてくる美伊に気付いた。
「ハァハァハァ・・・ガンモちゃん・・ハァハァお水・・お水ちょうだい・・ハァハァ」
美伊はゴクゴクと水を飲み干すと「もうーウチのお母ちゃんったら人使い荒いんだから!!」
と愚痴ってから、「あっそうだ!モモさんいる?」と尋ねた。
モモさんは、異国から日本へ移住してきた物知りの犬で、猫望も厚く「町内の知恵袋」と呼ばれております。
「ふ~~む。。。」美伊から話しを聞くと、モモは暫らく考え込んだ。
そして、「そうだ。あそこかも知れないね・・・」と呟いた。
「あそこって?」美伊とガンモが声を揃えた。
「ふふふ・・・」モモはちょっと笑って「ここから先は私に任せてちょうだい。
桔梗女将にも安心して待っていてと伝えてちょうだいね」
そう言って美伊を華屋へ帰らせた。
「モモさん、本当に一人で大丈夫?」ガンモが心配そうに尋ねるが
モモは笑いながら「大丈夫よ。行って来るわ」と出掛けてしまった。
「ひとーつ!シッポはお尻ごと振るべしっ」
「ひとーつ!拾い食いは隠れてするべし!」
「ひとーつ!ゴミ箱漁りは音を立てずするべし!」
何やら怪しげな声が響き渡っております。
ここは、町から少し離れた荒れ寺。住職が亡くなってから放置され
荒れ放題の古寺の今にも屋根が崩れ落ちそうなお堂の中から
声が聞こえて参ります。
「鼻はクゥーンと鳴らすんじゃないのだ。ヒィーンと鳴らすのだ!」
「おいらの真似をするのだ!ヒィィィン・・全員で!」
「ヒィィィィン」
コッソリお堂に近づいたモモが中を覗くと、どこから集まったのか
10数頭の犬達がお堂の中で「ヒィィィン」と声を上げておりました。
正面に座る一際大きな体をした犬が、どうやら先導者らしく
他の犬たちから「先生」やら「師匠」と呼ばれておりました。
よく見ると、一番前の列の中央に目をキラキラ輝かせ、口を開けた武蔵がおります。
モモは「やっぱり・・・」と呟くとおもむろにお堂の扉をドンッと開けました。
途端に慌てふためき机の下に隠れる者、部屋の隅に逃げ込もうとする者
お堂の壁をガジガジガジっと引っ掻き逃げ出そうとする者
お堂の中はクゥィーンヒィィィィンと上へ下への大騒ぎ!!
中でも先導者と思しき者はお堂の壁に開いた小さな穴から外へ逃げ出そうと
大きな体を詰まらせておりました。
「穴に詰まるなんて・・・何処かで見た光景ねぇ・・」
モモは一呼吸置くと「ぅわんっ」
と一声。
辺りはシーーンと静まり返りました。
「あっモモさん・・・」言った後からシマッタ!!と口を押さえたのは武蔵。
モモはチラッと武蔵を見ると、「あなたたち、一体何をしているの?話して御覧なさい」と穏やかに言った。
穴に詰まった先導者の名は『こてつ』と言い、間抜道の師範だそうだ。
間抜道とは、日々を豊に暮らすため古くから一部の犬達の間で広がっている学問である。
「で?その師範がどうして、こんな荒れ寺でコッソリと犬を集めているの?しかもこんな夜更けに・・・」
モモが厳しい顔をして問うと、こてつは
「仕方ないのだ・・・田舎から一旗上げようとニャドへ出てきたけど
ニャドの猫達は間抜道を馬鹿にするのだ・・・ニャドの犬達も猫達の手前恥ずかしくって大っぴらに間抜道に通って来れないのだ・・だから仕方なくコッソリとやっているのだ・・・」
「モモおばちゃん・・師範を責めないでよぉ」武蔵が横から瞳をウルませ訴えると
「師範を責めないでぇ!!」と周りの犬達も一斉に声をあげます。
「分かりました。この件は私からセルシオの方様にお伝えし
町に間抜道道場を開いて貰う事にしましょう。
私は間抜道を学んだ事はありませんが、学問とは良いものです。
あなた達の学びたいという気持ちは、きっとお方様もご理解下さるでしょう。
ですから、もう夜遅くに出歩いてはいけませんよ。分かりましたね」
「はぁーーい!!ワォォ~ン」
「ど・・道場が持てるのだ!!ワォォ~ン!!」こてつも大層喜んでシッポを尻からブンブンと振り回した。
「さぁ、そう決まったら、帰りますよ武蔵。桔梗女将が心配していますからね・・」
「はぁい」モモは武蔵を連れ華屋へ向った。
華屋には、まだ明りが灯っていた。あまりにも帰りが遅い為
桔梗も美伊も店で武蔵の帰りを今か今かと待っていたのだ。
事の顛末を話し終えるとモモは「じゃ、女将さん、あまり叱らないでやって下さいな」と言って帰っていった。
美伊は呆れ顔で「武蔵・・・アンタ元から間抜なんだから、今更隠れて勉強する事なんてないんじゃない?」とせせら笑った。
「むぅぅぅぅっ!!間抜道を馬鹿にしないでっ!!」
怒って飛びかかろうとする武蔵の鼻を爪で一掻きすると美伊は2階へ上がっていった。
女将の桔梗は「もう、あまり心配掛けるんじゃないよ」と優しく武蔵の頭を撫でると「さぁ明日も仕事だよ。早く寝ましょう」と言った。
一ヵ月後ニャド城下町の片隅に「間抜道道場」なるものが出来た。
夕方になると続々と犬達が集まり楽しく学問に励んでいるそうだ。
中でも武蔵はこてつ師範の片腕として生徒達からも慕われながら
日々間抜道に精進している。
こてつ師範の夢は道場が軌道に乗り、田舎で待っている
にあ姉さん・ちょび兄さん・たり兄さんをニャドへ呼ぶ事らしい。
その夢が叶うのももう間近だろう。
その頃ニャド城では「間抜道・・楽しそうだな麿わしも通うかな?」とびたん将軍がお側の麿を誘っていた
「上様なら、ひとっ飛びで免許皆伝ですなぁ」
「そうかな?わっはっは」
にゃんとも、お気楽なニャドでございます。
オマケのチビムサ