最近、去勢・避妊について相談される事がよくあります。
まぁニクちゃんの子供たちが生後7ヶ月も過ぎて
そろそろ避妊を考える時期になってきたからなんでしょうね~
私の考えはですね・・・
(私の考えですよ!あくまで・・)
小型犬・中型犬・大型犬それぞれ成長の仕方も違えば
性成熟の時期も違います。
獣医師さんによっても考えは違うと思うのですが
最近の獣医師さんは、早期避妊・去勢に積極的な気がします。
アメリカとかヨーロッパあたりでは、本当に早い時期に
子猫・子犬の避妊去勢を行うようですね
去勢・避妊のメリットは、やっぱりダントツに病気。
メス犬では、子宮蓄膿症
これは、発情を迎えた後妊娠をしていなくても
妊娠している状態と同じホルモンが分泌され
身体的には妊娠犬と同じになる事が大きな原因と考えられています。
黄体ホルモン(プロジェステロン)が排卵後、黄体期に
分泌されて、子宮内膜の細胞を増殖する作用がある為
細菌感染も起こしやすくなる。とゆう仕組みです。
この蓄膿症は、よく耳にしますし、ウチの猫もなりました。
一般的には、何度も発情を迎えた年齢のいった犬や猫が
なり易いとされてますが、ウチの猫の場合は発情期も
あった?って程度の時期、1歳~1歳前くらいになりました。
その他、卵胞嚢種・子宮筋腫・膣脱などがあります。
卵胞嚢種は表面的には何の症状も見せないので
分からないモノで、子宮筋腫も高齢の子がなり易いようですが
あまり症状が出ないので、気付かない事が多いとか。
膣脱は発情期にのみ、その症状を表します。
オスでは、前立腺肥大や前立腺がん・精巣腫瘍が代表的ですね
犬は、前立腺が非常~によく発達しています。
その為、肥大しやすく直腸や尿道を圧迫します。
肥大した個所に感染がおきる事もあります。
上記のように、卵巣・子宮・精巣があるからこそ起こる
病気も様々です。
そして、予期せぬ妊娠。計画的な交配・出産ではなく
いわゆる「出来ちゃった・・」ってヤツですね
これも、避妊をしていれば・・去勢をしていれば防げる事です。
では、デメリットは?
こうなると、データがないので分からない。ってのが
正直な所なんだと思います。
避妊・去勢後の犬や猫の病気に関してのデータはあっても
その子が去勢避妊をしなかったらどうだったか?
とゆうデータは取りようがないですモンね
病気の原因になる内臓が取り除かれてしまっているのだから
原因となる病気にならないのは、当たり前ですし・・・。
ただ、最近聞くのは早くに去勢・避妊をしたから
子供っぽい性格のまま・・な気がする。
って話しを何人かの人から聞きました。
身体的には、何の問題もなくても(むしろ良い方向)
では、精神面は?
そうなると分かりませんよね?
犬や猫が性成熟して来ると、確かに性格や行動が変わってくるように思います。
ただ年齢を重ねるだけでなく、「ああ~大人になってきたな・・」と
実感する事があります。
ウチにいる10匹の猫・犬達を見ていても、それは何となく感じます。
データを取るには少なすぎる数ですが・・・
イーグル・バーディのオス猫兄弟は、2歳前くらいかな?去勢をしました。
それまでは、マーキング・テリトリー争いみたいなものか?ライバル心か
よく喧嘩もしてました。エースも病気をしたりしてたので
遅い時期に去勢。
エースはその間に、「できちゃった・・」で、メス猫桔梗との間に子供を
もうけました。
3匹とも大人の猫としての成長をほぼ終えてからの去勢でした。
桔梗も出産・育児を終えた後、2歳前くらいに避妊をしました。
この3匹は、他の猫に対して自分から喧嘩をする事もなく
穏やか・・とゆうか争いを回避する傾向にあるように思います。
猫達が増えて来て、今いる若い猫達のほとんどは1歳前あたりで去勢・避妊をしています。
この子達の方が明らかに、喧嘩っ早いような・・・・
いつまでも子供気分が抜けていないような気がします。
(もちろん、個体差・気性などもあるんでしょうけど、両親猫を知らないから
気性の遺伝なんかは、分かりません)
犬に関しても、同じような感じを受けます。
我が家の去勢・避妊犬はマリン・ムサシ・ミミ・モモ。
マリン・ミミは遅く、5~6歳くらい。ムサシは1歳前
モモは、飼い主さんが1歳前あたりでしています。
精神面を説明するには、育った環境や年齢・犬種・猫種としての特性など
様々な事柄が必要なので、難しいのですが、全く関係無いとは
言いきれない部分は、多く存在すると思います。
そして私が一番重要だと思うのは、大型犬では成長も遅いのです。
生後7ヶ月のニクスッ子のオスのタマタマちゃんは
まだまだ成熟したオスのソレと比べ半分くらいの大きさです。
それを見ただけでも、まだまだオコチャマだな~と思うのです。
本当に、成熟する前に去勢避妊をする事だけが「良い」事でしょうか?
飼い主さんの飼育環境によっても、それは変わります。
例えば、我が家にもパフとゆう未去勢のオスのシーズーがいました。
未避妊のマリンが発情を迎えた時、それはそれは大変でした。
食事も満足に取らず、マリンの後を追うパフ。(当時10歳くらい)
体を壊すんじゃないかと、心配しました。
その時は、年齢的にもパフの去勢はパフに負担を掛けるモノだから
マリンを避妊する事にしました。
(マリンの場合は、発情が不順だった事とアレルギーの治療中だった事もあって
実際に手術をしたのは、5歳くらいでしたが・・)
そういった、環境によっては早期の避妊・去勢が望ましい場合もあります。
飼い主さんが、キチンと管理できるのなら1回目の発情を終えてからの
避妊でも、私は良いのではないかと思います。
小型・中型では発情の時期も早くに訪れ、成熟するのも早いので
1年未満になる事もあるでしょうが
大型犬は、2歳で成犬といわれるくらい遅く
目に見えない成長もしています。
一回目の発情が来ても、まだまだオコチャマです。
環境もよく、飼い主さんが管理出来る状態ならば
そんなに焦ってするモノでもないのでは?と私的には思うのです。
これは、獣医さんと飼い主さんの意思と、犬の個体差にも大きく左右される事
ですが、私は、相談された時に、こう答えています。
特にオス!大型・超大型犬は1歳で「大人」なんて一般論には
当てはまりません。
発情の牝には反応しますが、発情のメスがいない環境なら
少しだけ遅らせても良いんじゃないかな?と私は思います。
私の考えですけどね~( ̄▽ ̄)♪

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